翠「むぅ・・・・・・」

「どうしたんだ、翠?」

翠「日本、負けちゃった・・・・」

「ああ、ワールドカップね」

前回引き分けた時点で期待薄だったのと、明け方近くの放送だったのもあったので観戦しなかったけど・・・・

テレビを前に肩を落としている翠とそれに寄りかかってすやすやと寝てる彩。

そうか、わざわざ起きて観戦してたわけね。

翠「なんで、あんなのが入らないかなぁ?私なら入れれるのに」

「そうか?」

まぁ、確かに翠の運動神経はものすごいけど、そこまで自信たっぷりに言われるのもなんだ。

翠「うん。私ならファイヤーショット打てるし」

「ブッー」

翠の言葉に思わず噴出す。

翠「どうかした?」

「いや、それすでにサッカー違うから。例え本当に出来てもしたらダメ」

翠「そうなの?」

「ちなみにスカイラブハリケーンも反則だからな」

翠「ええっー」

サッカーのルール=「他の選手の体を利用して高くジャンプするのは禁止」完璧無欠なレッドカードです。


翠「せっかく彩と練習してたのに!!」

・・・・・ご愁傷様。

憤慨している翠ではなく、この頃なにかと付き合わされる彩に合掌。

彩「翠がファイヤーショットなら私はダークイリュージョンです・・・・むにゃむにゃ」

・・・・聞かなかったことにしよう。