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疋津「萌えが足りないと思う」
ゴン!!
疋津「・・・・寝むいのか?」
机に頭を預けてひくひくしている薫に向かって問いかける。
薫「寝言を言ってるのはお主であろう、、、、」
以前から前触れない発言をする人物ではあったが、それにも限度があろう。
薫「何故にそんな話になる!」
疋津「いや・・・微妙に人気がないことを憂ってな」
余計なお世話だ。
疋津「提案として、新キャラを登場させるというものがある」
薫「これ以上、増やしてどうするつもりだ」
ただでさえ、過多気味だというのに。
疋津「ならば、やはり服装だな」
薫「服装・・・・・?」
嫌な予感が頭を過ぎた。
疋津「うむ、今現在のはどうも地味すぎる。華やかさが足りてないと思う」
そう言ってバサバサとカタログを机一杯に広げた。
疋津「これなんてどうだ?」
薫「・・・・いや、いきなりメイド服はやり過ぎだと思うが(媚売りすぎ)」
疋津「なら、これぐらいで妥協」
可愛らしい感じの服を指差す。
疋津「桔梗に似合うと思わないか?」
桔梗に?
・・・・・・・いい(ぁ。
あの娘は、いつも活動的な服や巫女服しか着ない。それはそれで似合うが・・・・・
薫「その提案承認!族長(仮)権限でもなんでも発動しよう」
○○○としては、そんな姿も是非とも見てみたい♪
で、後日どうなったかというと・・・・・
薫「なんで私がこんな姿をせんといかんのだ!!!」
ゴ○スリに猫耳までつけた姿の薫が絶叫する。
疋津「自身で承認したではないか?私は桔梗に似合わないか、と聞いただけで誰に着せるとまでは一言も言ってなかったはずだが?」
薄く笑ってそう嘯く。
・・・・初めからそのつもりだったな、貴様!
殺意を込めて拳を握り締める。
疋津「大丈夫、似合ってるぞ」
薫「・・・・全然、嬉しくないぞ」
似合ってるという言葉が初めて誉め言葉でもなんでもないことに気がついた。
薫「・・・・本当にこの姿で作品に登場しろとか言わぬであろうな?」
疋津「それはユーザー次第だな」
ユーザーの反響次第でこの妄想は具現化する(マテ