俺達の詩(転載)アハゲ蝶替え歌


ヒラリヒラリと舞い遊ぶように姿見せた中継ぎ陣
夢で会えるだけで良かったのに
炎上としてのレッド 憂いを帯びたブルーに
世の果に似ている8回の守備

俺達に尋ねた どこまで燃えるのかと
いつになれば終えるのかと
俺達は答えた 終わりなどはないさ
終わらせることは出来ぬけど

先発「そう じゃあ お気をつけてと」
見送ったのはずっと前で
ここに いまだ帰らない
彼が俺達だと気づいたのは 今更になってだった


アナタ
俺達に会えたそれだけで良かった
セ界に光が満ちた
夢で勝てるだけでよかったのに
勝ちたいと願ってしまった ファンが表情を変えた
世の果てでは 俺達と糞守備が混じる


西口がたったひとひらの 言の葉に込めた
勝ちをついに知ることはない
そうそれは岸に できるなら牧田に 届けばいいと思う

もしこれが戯曲なら なんて酷いストーリーだろう
進むことも 戻ることも
出来ずにただ一人 マウンドに立っているだけなのだから


俺達が望むのなら この身など
いつでも差し出していい(完投)
降り注ぐ火の粉の 盾になろう


貴方に代えたそれだけで予感が・・・
世界に絶望が満ちた
3人で抑えるだけでよかったのに
代えられまいと気張って投げた
世界が表情を変えた
マウンドでは偽とウィリが燃える〜


荒野に咲いた勝利投手
揺らぐその継投の向こう
手にすることは出来ない勝ち星


冷たい水をくださいできたら消火してください
僕の肩をベンチで休めておくれ